筒香嘉智の大きい背中に横浜DeNAベイスターズの未来を見た。
6月28日(日)の横浜DeNAvs阪神という激熱カードを観戦しました。
何度観ても、甲子園での生観戦は素晴らしい。
梶谷筒香ロペスの強力クリーンアップ(°д°)
三浦番長!
そして鳥谷が7番という驚きのオーダー発表!
レフトスタンドから横浜DeNAベイスターズの勝利を願っていました。
しかし、三浦番長が福留ゴメスに連発を食らってしまいました。
試合は苦しい展開に・・・・・・。
大空に舞うジェット風船が大空に映えます。
しかしながら、スタンドはもちろんグラウンドにも散らばってしまう風船を拾うスタッフさんも大変です。
そんな中、筒香嘉智選手が驚きの行動に出たのです。
なんと、定位置のレフトに散らばる風船を拾ってスタッフさんに手渡しているではありませんか。
この日はチームの意地を見せるタイムリーも放った筒香選手。
さらに、定位置を守る筒香選手はレフトスタンドから見える背中も大きく、頼もしく、風格も感じさせていました。
その筒香選手がプレー以外で見せたこの大ファインプレー。
なんだか、頼もしい背中から後光すら見えました。
そんな筒香嘉智選手の大きな背中は監督、選手、ファンの期待をまとい、チームの未来を見せてくれる。
その確信を手土産に、敗戦の悔しさを噛み締めながら家路につく私なのでした。
ピタゴラス勝率ならぬPythagenpat勝率による各チームの順位考察_2_2015年6月19日試合終了時
実際の勝率と、得失点差から割り出される「理想勝率/ 本来ならこれぐらいは勝利しているはずだ・・・・・・。という指標」を割り出した。
それによって、チームが上手く戦うことが出来ているか。また、監督の戦力運用および采配が適切かをザックリと判定してみた。
今回は、交流戦終了とともリーグ戦が再開したこのタイミングで再び計算し直してみた。
セントラルリーグについては、交流戦で貯金をパシフィックリーグに吸い取られてしまったことが如実に表れている。
首位の読売以外は借金、その巨人も貯金1という泥沼状態である。
そんな中で、交流戦をセ・リーグ唯一の勝ち越しで終えた阪神はよく戦えていると言っていいだろう。
マートン、鳥谷、ゴメス、上本の不調という現状もあり得点もPytagenpat勝率も最下位であるが順位自体は3位。
和田監督の選手起用によるものと見てもいいかも知れない。
勝ちパターンが確立されていて、先発投手も頭数が揃っているので僅差の試合にも強いと思われる。
横浜DeNAも交流戦で勢いに蓋をされた感は否めないものの、モスコーソをリリーフに回すなど後半戦に向けて準備は出来ているはず。
勝っていた時期と同じような采配を落ち着いてふるっていれば、連敗もいずれは止まるし優勝およびCS出場も現実味を帯びてくる。
広島東洋は緒方監督というよりも打線の不甲斐なさがあったように思える。
抑えも固定できえおらず、勝ちパターンを確実にモノにする戦い方ができていない。
白いボールのファンタジーでおなじみ、ファンタスティックリーグ・パに関しても考察していく。
北海道日本ハムは西川遥輝、杉谷拳士、岡大海など若手野手の台頭と栗山監督の選手器用による戦力運用がマッチしている。
特に、中島卓也選手が「ザ・2番打者」として粘り強く球数を投げさせる打撃でセントラルリーグのファンにも顔と名前を売った印象が強い。
打席に入る前に屈伸し、ほっぺたを膨らませながら際どいボールをカットする姿には後光すら差し込んで見えた。
矢野謙次選手の獲得もファイターズに活力をもたらしている。
東北楽天についても不安視されていた大久保監督は采配面での問題は見られなさそうだ。
松井祐樹投手の抑え抜擢、レイ投手や後藤光尊選手の重用が当たるなど若手もベテランも力を発揮している状態にある。
オリックスは森脇監督の退任もあったが戦力が整っていない印象が強い。
佐藤達也選手の怪我は追い討ちをかけた感がある。
勝率もPythagenpat勝率もガクッと落ちていきそうだ。
オールスター戦までのリーグ戦でどういう動きになるか、今後も目が離せない展開になりそうだ。
矢野謙次選手、ようこそ北海道日本ハムファイターズへ。
北海道日本ハムファイターズにトレードで加入した矢野謙次選手が大活躍中です。
本日の試合では移籍後初ホームランを放つ活躍。
カメラサインも決まって笑顔がさわやかな矢野謙次選手。
2003年に読売巨人軍に入団した矢野謙次選手は「小谷野栄一、森本稀哲世代」もしくは「松坂世代」と称される35歳。
ベテランの域に差し掛かりながら若々しいプレースタイルには華があります。
勝負強いバッティングで読売巨人軍でも活躍していましたが、怪我と選手層の厚さ、原監督の謎采配にも泣かされ出番には恵まれない面もありました。
2006年、2007年そして2010年~2013年には代打打率が3割を超えており、なくてはならない存在でした。
本日のお立ち台では、代打を出さずに3打席目に立たせてくれた栗山監督に感謝を述べ涙ぐむシーンもありました。
「巨人だったら代えられていた。」
その言葉に矢野謙次選手が巨人時代どのような思いで準備をしていたかがわかります。
最後は「ファイターズ最高!」と締めてくれました。
二岡選手のような活躍を期待する声が大きいですが、わたしはやっぱりスタメンで彼を見たい。
西浦克拓選手の応援歌が流用されましたが、1998年に20本塁打を達成した大活躍した西浦選手のようにスタメンで打ちまくってほしいところです。
「矢野謙次最高!」
小松式ドネーションならぬひまざぶ式ドネーションによる投手の貢献度についての評価_3
今回は、セントラルリーグの投手を抽出する。
久保康友、井納翔一、モスコーソ、山口俊の4本柱はさすがの一言。
ひまざぶドネーションにおいてもエースの働きを示している。
三上朋也もルーキーながら守護神として大活躍であった昨シーズンを思い起こさせる。
三上朋也の復帰が待たれるとともに、今シーズンが終わったとき山﨑康晃がどういう数字を残すかが楽しみである。
読売について、菅野智之、スコットマシソン、杉内俊哉はさすがである。
大竹寛の貢献度の高さを抽出できた点は興味深い。
メッセンジャー、呉昇桓、藤浪晋太郎は貢献度がかなり高いことがわかる。
岩田稔が先発としてローテーションを守ったことも評価できる。
バリントン、ミコライオを移籍で欠き、中田廉も故障と不調で結果を出せていない。
2015年の広島東洋カープの不振について原因が見えた気がする。
前田健太、大瀬良大地は評価できる。
山井大介、福谷浩司、又吉克樹、岩瀬仁紀は両指標で高評価になっている。
中継ぎ投手不利と見られてきたひまざぶドネーションでは又吉克樹が評価され、大野雄大が評価を落としている。
指標としてのバランスがとれていることも示唆される。
こころなしか、他のチームよりも数字がガクッと落ちた印象がある。
以上、新指標としてひまざぶドネーションを挙げてみた。
今後、投手を評価する上で使用していきたい。
ちなみに、2014年NPBひまざぶドネーションランキングを以下に示したので参照されたい。
小松式ドネーションならぬひまざぶ式ドネーションによる投手の貢献度についての評価_2
前回の記事では指標の紹介をした。
そこで、今回はパ・リーグの投手について評価を進めていく。
なお、結果の母数が大きい2014年の成績をもとに計算していく。
小松式ドネーションとの比較も行っている。
表中、オレンジ色で塗られているのが各ドネーションのベスト3である。
黄色で塗られているのは各ドネーションのベスト5になる。
まず、北海道日本ハムから見ていく。
HMZB.Dでは増井浩俊が1位になっている。
この現象については、登板試合数と敗戦数をうまく加味できた結果であろう。
大谷翔平はイニングイーターとしての機能を果たせなかったことから2位になった。
クロッタはセーブ数、勝利数が多く宮西尚生よりも有利になった。
新指標によって、先発数の多い上沢直之の貢献を抽出できた。
次は福岡ソフトバンクの結果を示す。
サファテが両指標で変わらず1位という結果になっている。
抑えとしての貢献度の高さが伺える。
スタンリッジ、中田賢一もHMZB.Dでは良好な結果となった。
先発投手として、責任試合数を重ねた結果が反映されている。
五十嵐亮太が本指標では評価が下がってしまった。
中継ぎ投手に厳しい指標になっている面があるかもしれない。
オリックスバファローズも見てみよう。
貢献度の高い5投手は文句なく良好な結果になっている。
千葉ロッテに関しては、涌井秀章、石川歩、西野勇士の貢献が目立つ。
益田直也の貢献も抽出することができたのは新指標を打ち出した意義が感じられる。
ウイリアムスの貢献も目立つ。
勝ち星がつかず苦しんだ投手について貢献を抽出できたのは喜びを感じる。
則本昂大、辛島航、福山博之という貢献しているイメージの強い3投手が上位に来た。
ファルケンボーグの補強も間違いではなかったことがわかる。
中継ぎ投手、セットアッパーについてはやや不利な指標かもしれない。
だが、小松式ドネーションとは違った形で投手の評価ができていることが確認できた。
小松式ドネーションならぬひまざぶ式ドネーションによる投手の貢献度についての評価_1
小松式ドネーション (KD) と呼ばれる投手の評価方法が確立されている。
具体的には以下の式で表される。
KD = (イニング数×3)+{(勝利数+ホールド数+セーブ数)×10}
もともとは、小松聖投手が自分の成績をもとに愛犬保護活動の一環としての寄付活動を行うために設定されたものである。
投手の貢献度を示す指標として簡便であることから、プロ野球ファンの間でも用いられるようになっている。
イニング数や勝利数、セーブ数、ホールド数はチームに貢献した結果であるので、単純な貢献度を表すには申し分ないデータになるといえよう。
一方で、勝利数およびセーブ数、ホールド数を同一の価値で表していることに疑問を持った。
また、登板試合数を考慮しないとリリーフ投手に不利である。
さらに、敗戦数を評価に加算することにする。
責任投手になるということは先発投手であれば長いイニングを投げた証である。
中継ぎ投手にとっても、白黒がつく場面で投げているというのは信頼の証である。
そこで、試合数と敗戦数も変数として入れ込んだ「ひまざぶ式ドネーション」という新指標を提案したく、本文を寄稿した。
そもそもdonationというのは寄付、寄贈という意味であり、「ひまざぶ式ドネーション」という言葉自体に深い意味はなくなっていることも付け加えておく。
ひまざぶ式ドネーション (HMZB.D) については以下の式で表される。
HMZB.D = (勝利数×3) + (セーブ数×1.5) + (ホールド数×0.75) + (投球回×0.25) + (登板試合数×0.25) + (敗北数×0.25)
とした。
勝ち星については一番価値を重く考えている。
それを基準に、セーブ数は半分とした。
これは、15勝 = 30Sくらいと価値を置いたためである。
30S = 40Hくらいと計算して、ホールド数はセーブ数の3/4に設定した。
投球回に関しては9回投げると2.25になるように計算した。
これにより完投が勝利の3/4寄与する計算になる。
登板試合数に関しては50試合=200イニングになるような計算にしたかったので投球回の4倍の寄与度にしたかったのだが、試合数が増えると責任投手になる可能性が増す。
その影響を考慮すると0.25に落ち着いた。
敗戦投手も責任投手ということで、試合数と同じ価値を与えた。
次回はこの指標を用いて2014年の各チームの投手陣について評価していく。
サンデーモーニングにおける岩本勉氏にあっぱれ!
本日のサンデーモーニングにおけるスポーツコーナーのコメンテーター、いわゆる張本勲氏のフォロー役に選ばれたのがこの人。
ガンちゃんこと岩本勉氏です。
彼は現役時代に「まいど!」というマイクパフォーマンスで人気を博しました。
日本ハムファイターズのエースとして最多完投2回、2年連続開幕戦完封勝利、3度のオールスター戦出場、通算63勝という素晴らしい記録を残した名投手です。
そんな彼は解説も饒舌で関西弁巧みにジョークばかり飛ばすイメージが先行しています。
しかし、理論派でもあり野球を愛する気持ち、選手をリスペクトする気持ちに溢れています。
そんな彼にあっぱれをあげたいのが今日のサンデーモーニングでの解説です。
三浦大輔、谷繁元信に対して張本勲氏が「何年連続勝利とか何年連続安打とか大した記録じゃない。」と言い放ちました。
そんななかで岩本勉氏は張本、関口宏の言葉を遮って「あっぱれ!」と以下のような発言を贈ります。
「20年以上もプロ野球選手として自分に厳しく節制して、酷使して、セーブしてというのを継続しているお二方にあっぱれを送りたい。」
「心から尊敬に値する。」
「自分自身もパリッとしないといけない。」
基本的に否定ばかりの張本さんをフォローしつつ、三浦大輔、谷繁元信への尊敬を表明し、さらに自虐で笑いをとる100点満点のコメンテーターだという感想を得ました。
さらに、わかりやすい解説で「インフィールドフライの際、守備では扇の要となる實松に大きな声で指示を出して欲しかった。」「重盗を防ぐトリックプレーでボールから目を切った井納に野球の神様から喝が入った。」という表現はさすがのひとことです。
また、鉄板ネタである「イチローくんの日米4256安打のうち36本打たれてるんです。僕が一番ヒットを打たれてるんですね。まさにイチローの筆頭 (ヒットう) 株主です。」も飛び出しました。
張本勲さんの「喝!岩本が打たれなきゃ俺の記録抜かれるのもう少し遅かったのに。」という突っ込みもすばらしい。
ちなみに、筆頭株主ネタでは女性コメンテータ大爆笑でした。
さらに、テニスでもラグビーでもシンクロでもゴルフでも感心とリスペクトを込めたコメントが多く、大沢親分のテイストを感じました。
解説もわかりやすく、出演者視聴者の心も捉えて離さない岩本勉ことガンちゃん。
いっそ、大沢親分亡き後は週替わりレギュラーだったこの枠にガンちゃん固定でいいのではないかという感想を得ました。
ちなみに、「感想を得ました」というのもガンちゃん節です。
がんちゃんといえば、岩手大学にもこんなキャラクターがいるらしい・・・・・・。
これは蛇足だったなあという感想を得ましたね・・・・・・。