伊集院さんの言葉選び
伊集院さんの言葉選びに痺れる。
伊集院さんと言っても静ではない。光さんだ。
2014年8月4日 (月) 放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、「Ingress」というゲームアプリの紹介をなさっていた。
とにかく、その説明が巧みで且つ明快なので、こちらの「きっと、こんなゲームなんだろうな。」という想像の足元に入り込み、段を上げて期待感を高めるのだ。
「Ingressやってみよう!」と思わせるのが絶妙なのだ。
しかも、今までの実績もある。
「伊集院光さんの話術+リスナーの想像力+期待感」が、そのコンテンツに触れようとする初動の力になり、そのコンテンツの力が総和を超えたときは絶頂に達する。
彼が執筆した「のはなしし」の中にもジムでの水泳を楽しくする彼なりのコツを紹介しているが、翌日に「ジムに行こう!泳ごう!」と思ったものだ。
書の中で紹介していたのは「プール1往復目には1歳の頃の思い出を思い出し、2往復目には2歳の頃の、・・・・・・というふうにn往復目にはn歳の思い出をというものだ。」
私はアレンジして、「n往復目には背番号nの選手を思い浮かべ、エピソードを思い出す。」という方法をとった。
話術だけでなく伊集院光さんの発想、アイディアも土台になっているのだ。
昔、公共広告機構のCMで「知層」というのがあったが、その一端をつくることができた気がする。
伊集院光さんの魅力を伝える文章力のなさを恥じる。