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himazabu's diary

義塾ひまざぶです。勉強に関すること、日々の生活の中で考えている、くだらないかもしれないことを発信していきます。

「ブラック企業」は人種差別用語じゃないよ。

ぷらいべーと くだらないこと

「ブラック企業」は、人種差別用語である | トレンド | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

読ませていただきました。

高橋浩祐さんの記事ですね。

 

ブラック企業」という言葉に使われる場合の「ブラック」というのは、人種における表現とは違って単純に絵の具などに記載されているような、色彩としての「黒: くろ」であったり「白: しろ」なんですよね。

色彩科学的観点から言えば肌の色は「黒」でも「白」でもありません。

 

色彩感覚といいましょうか、色にはそれぞれイメージや役割というものがあります。

ファッションやデザイン分野ではよく使われますが、言葉としての「黒」および「白」というのは色彩イメージに基づいています。

人種を指す場合は、絵の具に記載されているような「黒」および「白」のイメージは連想しないはずです。

 

もちろん、それぞれの色にはポジティブなイメージもネガティブなイメージもあります。

それは「白」にも「黒」にもいえることです。

 

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「白」のポジティブイメージとしては「潔癖、平和、祝福、勝利」

「白」のネガティブイメージとしては「冷淡、薄情、空虚、味気ない」

 

「黒」のポジティブイメージとしては「高級、神秘、自信、威厳、クール、モダン」

「黒」のネガティブイメージとしては「絶望、孤独、恐怖、暗い」

 

このように、色彩感覚が鋭ければ普段から「黒=ネガティブ」「白=ポジティブ」という使われ方で固定されているという感覚に陥ることはないはずです。

 

そして、冒頭にも言ったとおり、「ブラック企業」という言葉に使われる「ブラック」は上記の「絶望、恐怖」を孕んだ表現であります。

なので、人種差別的な意味は含まれていません。

「淡白な攻撃」「白々しい」「黒星」「ブラックリスト」なども、色彩イメージに基づいた言葉であり「人種差別的な意味」は含まれていません。

言語感覚に鋭ければ、そのようなことも理解できるはずです。

 

言語感覚および色彩感覚の両面から、高橋浩祐さんの御指摘には疑問が残ります。

 

それとともに、「ブラック企業」という言葉、その表層を気にしている場合ではないくらい労働者の権利が侵害されているという事実を見つめ直さなければなりません。