himazabu's diary

ひまざぶです。マラソンしてます。フルPB_3:39:32, ハーフPB_1:32:20, 10kmPB_41:42

横浜DeNAベイスターズと、セカンドと、キャッチャーと

横浜DeNAベイスターズが強い。

2014年9月3日時点でセントラルリーグ4位だが、明らかに勢いがある。

贔屓目に見ても12球団で1番、チーム状態がいい。

 

先発ピッチャーも久保、井納、モスコーソ、山口、三浦と駒が揃う。

リリーフにも三上、林、ソト、国吉、大原、平田、長田と磐石である。

 

ブランコ、グリエル、バルディリスの外国人も機能している。

この3人は打撃だけでなく、守備にも意識の高さが伺える。

筒香、梶谷、桑原、荒波、松本、井手、下園など外野のレギュラー争いをしている選手がとっかえひっかえ活躍している。

多村、金城、後藤というベテランはスタメンでも代打でも存在感を見せる。

山崎、白崎、柳田と内野の守りを締める選手も多くいる。

 

こうやってみるとますます、横浜がなぜ首位にいないのかわからない。

穴がないように見えるし選手層も厚く見える。

 

しかし、私には二つのポジションが穴に見える。

一つはセカンド、もう一つはキャッチャーだ。

 

セカンドは石川雄洋が務めている。

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現状はグリエルが入っているが、石川はセカンドのレギュラーとして「半固定」という扱いを受けてきた。

正直言わせていただくと、ほかのチームのレギュラーのセカンドと比べても見劣りする。

山田哲人と比べると打撃で劣る、中島卓也と比べると守備走塁で劣る、菊池涼介とくらべると打撃守備で負ける・・・・・・。

う~ん、中途半端な選手になってしまった感が否めない。

セカンドとして守備力、野球脳だけでも高めていってほしい。

そうすればきっと「真のレギュラー」になれるだろう。

 

そのために、選手の立場から指導できる存在が必要だと思う。

ベテランとしてプレーを見せ、フォローをしつつ、重責を軽くするような。

横浜には、内野手のベテランがいないため、石川雄洋の成長を促進することができないのだ。

私は、そのような選手を補強すべきだと思う。

それは、北海道日本ハム金子誠選手だ。

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彼の野球に対する姿勢は素晴らしいものがある。

たとえば、昨シーズン最下位に沈んだ北海道日本ハムについてこう語っている。

「たしかに、与四死球が増えてしまった。それは投手だけの責任ではない。野手がゲッツーを取れるときに取らなかったり、取れるアウトをとらない。そういうことが続くと投手にとって嫌な場面で相性の悪いバッターに回る。そうすると逃げる四球もでる。野手のせいで出した四死球もあるんだ。」

このように考えている選手はなかなかいない。

いかに、責任をもって内野のポジションを守ってきたかがよくわかる。

そういう責任感、守りの感覚を石川に伝える存在が必要なのだ。

彼は、西川遥輝日本シリーズの時ですら談笑しながら指導する姿が見られた。

彼を持ってして視野が広いと言わしめた大野奨太も、自分を持っていると言われた西川遥輝もチームを引っ張る存在になってきている。

また、「まず初回はバント。流れを大きく動かさない。」という理論を持っているが中畑采配にも一致する部分があるので横浜野球にもフィットするだろう。

金子誠自身、引退を示唆するような発言も見られるが、セ・リーグの野球を勉強する意味でも横浜に来ていただけないだろうか。

石川雄洋にそういう師匠ができれば、とんでもない選手になるかもしれないのだ。

 

キャッチャーに関しては黒羽根、高城がいるが基本的には黒羽根が「正捕手扱い」を受けている。

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しかし、黒羽根は正捕手としてみてもやはり物足りない部分がある。

レギュラー1年目で十分に務まるような甘いポジションではないのはわかる。

肩の強さは一級品だが、守備では大事なところでのミスが目立つし打撃でも得点圏で何もできない姿が目に付く。

先日の大事な阪神戦でも体を張れない弱さが出た。

マートン「顔」でもぎ取ったセーフ“前歴”で捕手びびらせた!? (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

黒羽根に関しては、かわいそうな部分もある。

キャッチャーとしての重責をすべて彼が担わなくてはならなくなっている。

30代以上のキャッチャーがいない。

経験豊富で、プレーで手本を示し、黒羽根に安心して休息を与えられる、競争相手になるキャッチャーがいないのだ。

広島では會澤翼石原慶幸が、東京ヤクルトでは中村と相川が、福岡ソフトバンクでは細川と鶴岡慎也がチームを支えつつお互いを刺激している。

鶴岡一成を獲得した阪神も梅野との併用が活きている。

 

キャッチャーを補強するとしたら、中日の小田幸平はどうだろうか。

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巨人、中日と渡り歩いて正捕手の経験はないが優勝争いするチームで常に戦っていた男だ。

ブロックの技術やリード、キャッチングに肩も落合博満桑田真澄に評価されているキャッチャーである。

バッティングに目をつぶれば十分、戦力になるだろう。

あくまでも黒羽根を正捕手に立てて、高城や嶺井がそこに割って入る状況を作り出すためのスパイスとしてなら充分すぎる存在だろう。

ムードメーカーとしても横浜にはマッチすると思われる。

小田の存在が黒羽根を「真の正捕手」に導くことになるかもしれない。

 

横浜球団関係者の方がもしも見てくれるなら、来季の補強の参考にして欲しいと思う。

 

何より、石川雄洋と黒羽根利規が「最強のセカンド」、「最強のキャッチャー」になることを切に願う。