ストライクゾーンが「3次元空間である」ことを忘れてしまってはいけない。
ストライクゾーンの9分割っていう思考法は野村克也氏が一般化したと言われています。
そこから、プロ野球を取り巻く環境が変わり分析力をより重視するようになったことは年々、実感していることでしょう。
ただのエピソード再生工場じゃなんですよね。
しかし、9分割という考え方によってストライクゾーンが「3次元空間である」ことが置き去りになっている気がします。
どういうことかというと、例えばストライクゾーンのピッチャー寄りでボールをとらえた場合とキャッチャー寄りで捕まえた場合では9分割の面が変わってきます。
もっと言うと、頂点の部分で打った場合は「9分割」で定義できるのかは疑問です。
ストライクゾーンは、本来的には「9分割の面をホームベースの奥行分積分した空間」であると言えますね。
そのことを考慮すると「インハイに強い」というのもインハイの「奥行的にはピッチャーより?バッターより?」という部分も考慮して「27分割」すればデータとしてもより高度になるかもしれません。
ピッチャー寄りのインハイに弱い打者であれば「引っ掛けさせればいい」わけなので「インハイに思い切ってチェンジアップ」という配球ができます。
バッターよりのインローに弱い打者であれば「インローにストレート勝負」がいいかもしれません。
野球をプレー、観戦、分析する上で「ストライクゾーンは3次元空間である」ということを認識していくとおもしろくなりますね。
審判団の皆様もそこを考慮してジャッジして欲しいものです。(切実)
そして、ついでに数学および積分なんて日常生活に使わないという思考も払拭したことでしょう。
野球=積分だ!
うん、こじつけ工場!