第二、第三の東芝はこの二社だ! ~CMを見ただけで技術力へのプライドがない会社であることがよく分かる~
東芝の不調が騒がれ、今年も動向が着目される。
東芝ほどの大企業が窮地に立たされているとなると、各社とも「明日は我が身」という不安感も抱えるところであろう。
そんな中、「技術」を売りにする会社がそんなCMを放映していていいの?という会社を二社ほど見つけてしまった。
1. 旭化成株式会社
山口百恵さんの「さよならの向う側」の印象が強いこのCMであるが、明らかに「何億光年 輝く星たち」と言う歌詞は「光年」を時間の単位として扱っている。
しまった!10000こうねんは・・・・・・じかんじゃない!・・・・・・きょりだ!
技術屋さんにとって「単位換算」は基本であり単位は疎かにできない。
その、単位を疎かにした曲をCMに使用している時点で技術系の会社としての自覚にかけていると言わねばなるまい。
2. 日清紡ホールディングス株式会社
「日清紡~♪名前は知ってるけど何をやってるかは知らない~♪」
おそらく、事業の範囲が広く何の会社か一言では言い表せないほどバラエティーに富んでますよということなのだろう。
紙事業からの撤退、ケミカル事業は信越化学など伸び盛りの起業に大きく差をつけられておりバラエティーに富んでいるとは言い難いのではなかろうか。
信越化学は「シリコーン」という軸を持ちながら事業領域を広げ無借金経営を実現する優良企業である。
そのような姿勢を投資家に見せるようなCMに切り替えたほうが良いのではなかろうか。
逆に、このCMは素晴らしいと思った。
ここまでハイセンスなCMにされたら敵わない。
参ったと言わねばなるまい。
起業のCMひとつとっても、技術に対する姿勢が垣間見える。
個人的にはTVCMよりも球場広告に力を入れている企業の方が応援したくなる。
(ex. 住友ベークライト@甲子園球場、十川ゴム@京セラドーム大阪)
これらの企業について、2018年の業績に注目してみたい。