炭酸ナトリウムの製法であるアンモニアソーダ法について
義塾ひまざぶです。
アンモニアソーダ法について解説いたします。
これまでも、1族の単体や化合物について解説してきました。
アルカリ金属化合物の性質 ~ぱーと1~
http://himazabu.hatenablog.com/entry/2014/01/14/022805
今回は、アンモニアソーダ法です。
まず、塩化ナトリウム水溶液にアンモニアと二酸化炭素を吹き込みます。
主反応①で生成した炭酸水素ナトリウムを焼いて熱分解することで炭酸ナトリウムを
得ます。
主反応①で使用する二酸化炭素は、炭酸カルシウムの分解でまかないます。
主反応①で使うアンモニアは、水酸化カルシウムと主反応①で得られた
塩化アンモニウムでまかないます。
副反応④で使う水酸化カルシウムは副反応③で生成した酸化カルシウムと水との
反応により得られます。
ざっくり全体図にするとこんな感じです。
炭カルと塩から炭酸ナトリウムと塩化カルシウムを作るイメージですね。
全体図は、自分でイメージしやすいように描いてみてくださいね。