言語を咀嚼し、消化することが重要だとdocomoのCMを見て気づいたことを本気出して考えてみた。
ちょっと亀ですが、One directionが出演していたdocomoのCMにおける和訳が気に入らんのです。
テストの解答用紙じゃないんだから、「直訳」じゃなくて「意訳した上で自然な日本語に直す。」ぐらいはして欲しい。
60s NTT ドコモ CM ワン・ダイレクション 「Message from 1D」 ONE DIRECTION ...
冒頭のHarry (ハリー) のセリフなんかは、「素朴な毎日」と訳すのが適切とは思えません。
"3 years ago, life was pretty simple. I went to school. I worked in a bakery."
のsimpleの部分が肝なんですよね。
英単語の意味を日本語的に理解する場合、「simple=単純、簡単、簡易・・・・・・」などと覚えるのもいいと思います。
しかし、漢字には意味があります。
アルファベットと異なり、生きた文字であります。
なので、漢字1文字をあてがってあげるとイメージが付きやすくなります。
simple=「単」というイメージで捉えると、熟語にとらわれず自由に訳すことができます。
それを繰り返していけば、単語ひとつひとつを熟語に訳してそれを並べ替える和訳方法を脱却できます。
英文を直接、イメージで理解することができるようになります。
「3年前までは、ただ学校に通ってパン屋さんでバイトするだけの単調な毎日だったぜハッハッハッ┐(´д`)┌」
と訳すことができます。
この文以降の訳はスムーズでしっくり入ってきます。
Liamのセリフについては、少々長尺なので訳が難しかったようです。
I was a really really lazy student, because I was doing that badly so then my dad kind of had a go at me and was like you need to knuckle down.
「おれは学生時代はホントにひどい劣等生だったなー。もうどんどん酷くなる一方だったからオヤジには死に物狂いでやれって叱られたもんだぜハッハッハッ┐(´д`)┌」ぐらいに訳しておきたいものです。
う~ん、しかし和訳翻訳って難しいですよね。
英語日本語問わず言語感覚って個々人によるものだから自分にとっては「すんなり入ってくる言い回し」でも他者にとっては「違和感のある言い回し」というのもよくある話ですし・・・・・・。
学生の皆さんは特に、身の回りの英語も日本語も「自分の言葉」にして脳に入れることをおすすめします。
言語をしっかり咀嚼し、消化しましょう。