himazabu's diary

ひまざぶです。マラソンしてます。フルPB_3:39:32, ハーフPB_1:32:20, 10kmPB_41:42

映画「あの頃。」を鑑賞しまSTAR☆

映画『あの頃。』公式サイト (phantom-film.com)

 

映画「あの頃。」を鑑賞しました。

 

主人公の剣 (松坂桃李) が松浦亜弥のDVDに魅せられ、ハロプロヲタクイベントに参加するところからストーリーが動き出します。

ヲタ仲間たちとのハロプロを通じた楽しい日々により「遅れてきた青春」を取り戻します。

しかし、月日は流れ皆それぞれの人生を進んでいくとその青春の日々は終わっていき・・・・・・。

 

ハロプロ好きでもハロプロ好きでなくても、刺さるものの多い映画であると感じます。

個人的に刺さった部分を挙げていきます。

 

1. アイテムが刺さる。

 この映画の始まりは2004年ごろ、モーニング娘が黄金期とプラチナ期の狭間を

    かき分けていた時期です。

    その頃、中学~高校生くらいだった私には刺さるアイテムが数多く登場します。

  藤本美貴さんや松浦亜弥さんなどのポスターやブロマイド。

  中古CDショップに並んだCDの数々とポップ。

  テレビ画面に表示される緑色の「ビデオ1」「音量||||||18」までいとおしい。

 

2. ハロプロが刺さる。

 石川梨華卒業ライブやラジオ番組「あなたがいるから、矢口真里」の音源、飯田圭織のMC映像など実際の映像や音源が使われているのが刺さります。

 

3. 懐古じゃなくて今が一番楽しいのが刺さる。

 この映画全体で直接的なセリフとしても、ストーリーのメッセージとしても伝わるのが「あの頃も面白かったけど、人生で今が一番楽しいよね。」ということだと思います。

 自分の人生を考えても、確実に「今が一番楽しい。でも、あの頃はあの頃で楽しかった。」と言えるものがあると思います。

 そして、ハロプロに関してもコンテンツが続いている強さがあるので「あの頃もよかったけど今が一番すごいよね。」って言えるのだと思います。

 ハロプロに限らず、プロスポーツチームや劇団などあらゆることに通ずる部分なのかなと思います。

 

4. 名優たちの演技が刺さる。

 (1) 主演の松坂桃李さん

    ヲタの気持ち悪さ、青春のさわやかさ、おじさん (実年齢より年上の役) の味など

    いろんな引出を出しつつ華があり画力があるTHE 主演。

          文句なくかっこいいし、文句なく主役です!

 (2) 恋愛研究会。メンバーを演じた皆さん

    ①仲野太賀さん

    気持ち悪さ、サイテーな部分、どこか憎めない部分、哀愁、すべて出せていた

    感じがします。

   ②コカドケンタロウさん

    最初のタコ部屋シーンでのコカドさんのツッコミがあったことで映画の

            雰囲気に前のめりになれたと思います。

   ③芹澤興人さん

     役柄のせいもあるのかもしれないですが、渋さと怪しさをうまいぐらいに

    調整されている感じがして魅力を感じました。

    「この人とは仲良くなれそうにないな。」から「この人と飲んでみたいな。」

           までナカウチの振り幅と奥行きを作っていた印象です。

  (3) 西田尚美さん

      やはり、名女優だなという感じがします。サブストーリーの

           メインという立ち位置で輝く方だなと改めて実感します。

  (4) 山﨑夢羽さん

     この映画の中で「松浦亜弥の握手会シーン」中の松浦亜弥をみごとに

           演じ切っています。

   「松浦亜弥役の顔を映さない」という逃げ手を打ってしまうと映画全体の質が

   ガクッと落ちてしまいます。

   それをさせなかったのが、山﨑夢羽さんだと思います。

   しぐさと声の出し方などもだいぶ研究されていたと思うのですが、松浦亜弥さん

   とは異なる自分色と華もうまく出せていたように感じます。

 

5. 「恋ING」が刺さる。

  恋愛研究会。メンバーが歌う原曲キーバンドバージョンがめちゃくちゃグッと

  きます。

  なにより、本家モーニング娘。オリジナルバージョンが「ここで来るかー。」

        というタイミングで効果的に刺さります。

  高橋愛, 藤本美貴, 亀井絵里のソロパートが映画館の大音量で聴けるとは!

  亀井絵里推しの私としてはえりりんの歌声が流れるだけで、聴いてもらえる

       だけでもうれしかった。

       「パンが一つならわけわけね」というつんくボーイ独特の歌詞がスクリーンで

        聴けるとは!笑

 

何が良かったの?って聞かれると説明が難しいし、大事件がいっぱい起こる刺激的な

映画でもないけれど、観てよかったと胸を張って言える映画ではあると思います!

 

是が非でも、スクリーンで観てほしい映画です。