時計じかけのオレンジについて書きたい。ちょっとだけ。
ひまざぶです。
ぷらいべーとというか、義塾以外の事も書いていこうと思いたったものの何から書いてよいかもわからず書評という無難かつ難解ホークスなテーマに落ち着いてしまいました。
「好きな本ってなに?」
「普段どんな本読むの?」
「あなたの人生を変えた本は?」
などという質問を投げられると困ってしまいますよね。
だいたい、こういう質問っていうのは仲良くなりかけ状態の時に投げられるので余計に身構えてしまいます。
ですが、自分を作ってもしょうがないし私の頭の中の本棚には数冊しかないという状態なのでだいたい次のように答えます。
「面白かったのは、時計じかけのオレンジかなあ。」
時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)
- 作者: アントニイ・バージェス,乾信一郎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/09/05
- メディア: 文庫
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いわゆるトミージョン手術もとい (肘を治してどうする) ロボトミー手術をもとに善悪とは?自分で選ぶとは?といったことを考える作品だというのが表面的な部分ですかね。
「外見は生々しい人間だが中身は時計じかけのようだ。まるで時計じかけのオレンジだ。」
ルドヴィゴ治療によって機械的に善良な、というより悪じゃない方の思想および行動を選んでも意味がないんです。
自由意思で善と悪を選び、考え、行動する、爽快感を持って生きる。
そういうことなんですよ。
われわれは大人になるにつれて、機械的に一見善良な市民として波風立てない無難な選択肢を選んでしまいがちですよね。
もしかしたら、現代に生きる社会人こそ、「機械じかけのオレンジ」なのかもしれませんね。
社会に、上司に、先生に、先輩に、逆らってみましょうよ。 (正しいやり方でね。)
ぼくは今日も無難な選択肢を取り続けるでしょう。 (書評の時点でもう。。。)
因みにこの本を最初にとったのは中2のときにポスターの格好よさに惚れて「CLOCK WORK」という文字を検索して出てきたこの本を探して読んだというきっかけなのですが。。。
ポスター 時計じかけのオレンジ/A CLOCKWORK ORANGE
- 出版社/メーカー: アクティブ
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当時は「ハラショーだぜハラショーだぜ」とスラングを連呼するというどうしようもない影響の受け方をしたものです。
油っこいものを食べて油をさすように時計じかけのオレンジは回り続けるのでした。