ゲームボーイと、Jリーグウイニングゴールと、スーパーマリオランドと。
私の視力が0.05にまで下がったのは、ゲームボーイのせいだ。
幼い頃から哲学書を読みふけっていたせい(笑)・・・・・・ではなく、ゲームボーイの液晶によるものだろう。
ニンテンドーDSおよびニンテンドー3DSとは違い、バックライトがなかったため暗い画面を見ることは目にとって負担だったに違いない。
加えて、暗い部屋でベッドにもぐってゲームボーイ。
そりゃあ眼 (まなこ) も悲鳴をあげますわ。
一番最初に買ったゲームは「Jリーグウイニングゴール」というゲームだ。
Jリーグが12球団になったシーズンのゲームで、ゴン中山やラモス瑠偉、北澤豪に野人岡野、武田修宏といった選手が収録されていた。
選手のパラメータなどは設定されておらず、シュートは特定のポイントから打てば確実に入るというクソゲーであった。
私の操作するジュビロ磐田が清水エスパルスを12-0で下したとき、完全に冷めたのはいい思い出だ。
ゲームボーイといえばスーパーマリオランドも欠かせないだろう。
個人的には2面のBGMと、UFOやロボットが出てくる世界観がたまらなく好きだった。
ラスボスのタタンガを倒してデイジー姫を倒すゲームではなく、2面を見るためのゲームだった。
2-3と最終面のBGMはスーパーマリオブラザーズのBGMをアレンジしたものだと気づいたときは震えた。
2-3と最終面はシューティングゲームになっている。
ラスボス戦がシューティング面になっているのはマリオのゲームでは最初で最後の出来事だろう。
ゲームボーイの名作の数々がバーチャルコンソールなどで今の子供たちにも触れてもらえるのは嬉しい。
もっとも、Jリーグウイニングゴールのような迷作が世の中から完全に忘れ去られてしまう切なさもある。
実家に帰ったらJリーグウイニングゴールを真っ先に探し出し、また清水エスパルスをボコボコにしてやろうと鏡の中の男に誓う。