岡村隆史と、蓮舫と、善悪と、「叩かれてかわいそうか否か」と。
COVID-19の影響による「経済苦」に関しての発言で岡村隆史さんと蓮舫さんが問題視されている。
それぞれの発言については、「善悪」という要素と「叩かれてかわいそうか否か」という要素がかなり異なる事案であると考える。
以下のように整理してみたい。
1. 岡村隆史の発言
(1) 発言の対象:
①経済的に困っている/困る可能性のある女性
②風俗業界で働く女性 (結果的に対象になってしまった。)
(2) 善悪:
無意識とはいえ悪寄りか。
→発言の対象が、守るべき/守られるべき女性であるため。
(3) 想定していた聴き手:
深夜ラジオディープリスナー
(4) 叩かれてかわいそうか否か。
かわいそうな気がする。
→想定していた聴き手が自分を拠り所にしているリスナー/ファンであったことを
考慮すると多少同情の余地がある。
2. 蓮舫 (内田裕也が言うところではれんぽーちゃん) の発言
(1) 発言の対象:
①経済的に困っている大学生
②高卒・中卒の人たち (結果的に対象になってしまった。)
(2) 善悪:
善寄りか。
→発言の対象が、必ずしも守られなくてもよい学生であるため。
学費が高い私立大学に通っている大学生およびその親は、社会情勢の変化に
応じて学費が払えなくなるリスクを考慮すべきであるしそもそも国公立大学へ
進学していればよい。
国立大学生は国が、公立大学生は地方自治体が支援してやればよい。
高卒および中卒の人たちについては不利を感じているかなど個々の事情により
言い分は異なってくるため何ともいえない。
(3) 想定していた聴き手:
①国会議員 (特に与党)
②国民
(4) 叩かれてかわいそうか否か。
特にかわいそうではない。
→主権者である国民の代弁者なので、発言内容が批判を受けることも覚悟して
おいてほしい。
まあ、COVID-19の影響で世界中が色々な形で影響を受けていますがいろいろなことを考えるいい機会になりますね。