時計じかけのオレンジを遂に見た。
ひまざぶです。
時計じかけのオレンジ、小説だけでなく映画を観ました。
時計じかけのオレンジについて書きたい。ちょっとだけ。
http://himazabu.hatenablog.com/entry/2013/09/08/171207
ちょっくら感想を記したいところです。
①やはり暴力シーンやレイプシーンはテンポも良く迫力もあった。
小説から脳内で描いていた画を軽く超えてくれました。
やはり、映像のインパクトは強いと思わされました。
②メッセージが刺さる。
アレックス (マルコム・マクダウェル) が時計じかけのオレンジになった様子がよくわかります。
「機械的に悪を拒絶するだけの選択することのできない存在」になった苦悩および虚しさが刺さりました。
③「時計じかけのオレンジ」という言葉が出てこない。
小説では、2度にわたって印象的に使われていました。
「彼は時計じかけのオレンジになったのだ。」
作家の家で見た「時計じかけのオレンジ」
小説でこの2つのシーンを読んだとき、鳥肌が立ちました。
映像でも味わいたかったゾワゾワ感なので少し残念でした。
④マルコム=アレックス
完全に脳内で書き換えられました。
悔しいですけど、彼がアレックスです。
狂気が宿った表情、演技もそうですが、顔のパーツや体型も完全に一致といった感じです。
⑤濱田岳を思い出した。
なぜか、アレックスを見ていると濱田岳がチラチラ顔を出しました。
日本でこういう映画を撮るとしたら (無理でしょ) 濱田岳を主演に抜擢して欲しい取説に願います。
⑥ナッドサットが染み込む。
前後の文脈だけでなく映像からも推測する形になるのでナッドサットがスルッと入ってきます。
映画から入ったほうがこういう部分は親切かもしれません。
⑦小説の「最後の章」を映像にしたら?
どうなるのかを見てみたいですね。
補完した作品を観てみたかったですけど叶わぬ願いですね。
⑧「雨に唄えば」を歌いながら作家夫婦を襲撃するシーンの小気味よさ
残虐さだけでなく、小気味よさを感じさせる映像になっています。
やはりこの映画を象徴するシーンになっています。
一番好きな小説や映画を「時計じかけのオレンジ」と答えると「変わり者」というレッテルを貼られそうで少し怖いですが・・・・・・。(それで済めばまだいいが。)
どんな形であれ、触れてみればハラショーな体験になることは間違いないでしょう。
とにかく、好きな作品です。