ピタゴラス勝率ならぬPythagenpat勝率による各チームの順位考察_2_2015年6月19日試合終了時
実際の勝率と、得失点差から割り出される「理想勝率/ 本来ならこれぐらいは勝利しているはずだ・・・・・・。という指標」を割り出した。
それによって、チームが上手く戦うことが出来ているか。また、監督の戦力運用および采配が適切かをザックリと判定してみた。
今回は、交流戦終了とともリーグ戦が再開したこのタイミングで再び計算し直してみた。
セントラルリーグについては、交流戦で貯金をパシフィックリーグに吸い取られてしまったことが如実に表れている。
首位の読売以外は借金、その巨人も貯金1という泥沼状態である。
そんな中で、交流戦をセ・リーグ唯一の勝ち越しで終えた阪神はよく戦えていると言っていいだろう。
マートン、鳥谷、ゴメス、上本の不調という現状もあり得点もPytagenpat勝率も最下位であるが順位自体は3位。
和田監督の選手起用によるものと見てもいいかも知れない。
勝ちパターンが確立されていて、先発投手も頭数が揃っているので僅差の試合にも強いと思われる。
横浜DeNAも交流戦で勢いに蓋をされた感は否めないものの、モスコーソをリリーフに回すなど後半戦に向けて準備は出来ているはず。
勝っていた時期と同じような采配を落ち着いてふるっていれば、連敗もいずれは止まるし優勝およびCS出場も現実味を帯びてくる。
広島東洋は緒方監督というよりも打線の不甲斐なさがあったように思える。
抑えも固定できえおらず、勝ちパターンを確実にモノにする戦い方ができていない。
白いボールのファンタジーでおなじみ、ファンタスティックリーグ・パに関しても考察していく。
北海道日本ハムは西川遥輝、杉谷拳士、岡大海など若手野手の台頭と栗山監督の選手器用による戦力運用がマッチしている。
特に、中島卓也選手が「ザ・2番打者」として粘り強く球数を投げさせる打撃でセントラルリーグのファンにも顔と名前を売った印象が強い。
打席に入る前に屈伸し、ほっぺたを膨らませながら際どいボールをカットする姿には後光すら差し込んで見えた。
矢野謙次選手の獲得もファイターズに活力をもたらしている。
東北楽天についても不安視されていた大久保監督は采配面での問題は見られなさそうだ。
松井祐樹投手の抑え抜擢、レイ投手や後藤光尊選手の重用が当たるなど若手もベテランも力を発揮している状態にある。
オリックスは森脇監督の退任もあったが戦力が整っていない印象が強い。
佐藤達也選手の怪我は追い討ちをかけた感がある。
勝率もPythagenpat勝率もガクッと落ちていきそうだ。
オールスター戦までのリーグ戦でどういう動きになるか、今後も目が離せない展開になりそうだ。