日本語及び英語における否定表現の差異に見る言語感覚と国民性のようなもの ~なぜ日本人は断るのが下手なのか~
こんばんは。
義塾ひまざぶです。
ちょっと長いタイトルになってしまいました。
受験に向けた英語、国語という話ではなく、言語が与える国民性、民族性への影響もしくは国民性、民族性が言語に与える影響について思うところを書いてみたいと思います。
英語を学ぶと「断れないひと」「結論がハッキリしない人」から脱却できるということを証明します。
そのために否定表現について考えてみます。
must と have toを通して学ぶnotの機能
http://himazabu.hatenablog.com/entry/2013/09/09/221647
英語においては、否定は「否定したい単語の前」に来ます。
「do not want to ~」
日本語においては、否定は「否定したい単語の後ろ」に来ます。
「~したくない」
ここに見えるのは、英語では「結論を少しでも早く伝えたい!」という意思が伝わってきます。
日本語では、「結論を後回しにしたい。」「結論を言う前に表情とかで察してくれよ~。そうしたら結論も言いやすくなるからさ~。たとえ嫌なことであっても。」というずる賢さ、弱さが見て取れます。
実際、「あ、私それ要り・・・」「要らないね、わかった。」
みたいに相手に結論を先に言われてしまうこともよくあるはずです。
英語圏の人々よりも日本人の方が結論をはっきり言わないとか、断るのが下手と言われるのはこうした形で言語に表面化しています。
もしかしたら、こういう言語を使っているから日本人はそういう性質を持つようになってしまったのかもしれません。
社会では「結論から述べるように!」と論法を教えられる場面が多いと思います。
英語を学ぶことで、このような論法に心理的にも近づけるのではないかと思います。
ですから、みなさん、英語を学びましょう!
そして、「キッパリ断ることができる人間」「結論をはっきり述べる人間」になりましょう!