土地を基盤とした制度の変遷 ~高校入試 歴史対策~
社会科の問題において歴史の勉強法に行き詰ってしまうという声を聞きます。
年号をゴロで覚えてみたり、項目を参考書の順番でまとめてみたりとやっていても
実戦力になっていない可能性があります。
試験で点数にするための実力にするにはどうしたらよいか。
やはり、問題を解くしかないでしょう。
社会における歴史の問題は、
「テーマごとに縦割りした問題」
「起こった出来事を並び替える問題」
「近しい時代に起こった出来事を選ぶ問題」
のように定期テストとは違い全範囲の知識を総動員してとかなければならない問題が多いので対策が必要です。
問題を解くと、それぞれの選択肢において文章なり重要語句なりが入っています。
それを整理する必要があります。
選択肢を並べ替える問題です。
飛鳥時代から奈良時代では、6歳以上の男女に口分田を与える制度があります。
公地公民制にしたがったものです。
ここから、743年 墾田永年私財法によって永久に私有地化されます。
土地が天皇のものから自分のものになるわけです。
「馴染み (743) の土地よ。永久に!」と覚えましょう。
執権、北条泰時によって1232年に「御成敗式目」が制定されます。
領地に関する裁判を公平にし、武家を守ります。
20年間土地を治めた御家人がGETするというルールができます。
「いつ身に (1232) なるの?」
「安売りの時 (泰時) 」
と覚えましょう。
1582年に豊臣秀吉が太閤検地を行い、石高制によって土地の単位を統一し管理をしやすくします。
「以後パッツリ (1582) 荘園なくなる。太閤検地」
と覚えてください。
このように、受験前や試験前はとにかく問題を解く。
そして問題における選択肢の内容を覚えていく方法をおすすめします。
問題に出やすい知識を何回も覚えなおすことができます。
実践にも強くなります。
このBlogを通しても、問題や知識に触れる機会を作ることができればと思います。